くせ毛で悩んでいる方は意外と多いですよね。
うねりやウェーブでヘアスタイルが決まらない、なんだかまとまらないと悩んでいる方も少なくありません。
私もくせ毛なので縮毛矯正やパーマをかけていることが多いです。気になっている方も多いくせ毛ですが実は種類があるのをご存知ですか?
今回はくせ毛の種類や原因、改善方法などをご紹介していきます!
くせ毛にはどんな種類がある?
うねっていたりウェーブがかかっていたり。
なんだかまとまらない、髪の毛が広がって困っている。そんな方はとても多いですよね。
一般的には日本人は直毛が多いと言われていますが、実は70%もの人がくせ毛に悩まされているんです。
一言にくせ毛と言っても実はくせ毛にも種類があるんですよ。波状毛は大小のウェーブが集中しているタイプのくせ毛で日本人に一番多いと言われています。
軽いうねりのあるタイプからパーマをかけているかのような大きなウェーブが出ているタイプまで同じ波状毛の中でもくせの形は様々です。湿気に弱く、梅雨時期や雨の日は髪の毛が膨らんでしまい広がってしまう、ボリュームアップしてしまう髪質です。
捻転毛は髪の毛がところどころで捻れてしまっているタイプのくせ毛です。捻れる大きさに均一感はなく、コイル状のくせ毛になっているので小さなウェーブが多いのが特徴です。毛の柔らかい方に多いくせ毛なんだそうですよ。
髪の毛が捻れているので毛が弱く折れやすいのも特徴です。髪の毛一本の中に太くなったり細くなったりしている部分があり、数珠のような形状をしているくせ毛を連球毛、または連珠毛と呼びます。
連球毛は髪の毛に細い部分と太い部分があり、細い部分が弱いためあまり長く伸ばすことができずに途中で切れてしまうことが多いのが特徴です。熱に弱いので縮毛矯正もおすすめできない厄介なタイプのくせ毛ですが、この髪質の方は全体の3%ほどしか存在しないそうです。
手触りもゴワゴワしていてクシや指も通りが悪い状態です。黒人の人のような縮れ毛のくせ毛は縮毛と呼ばれています。
縮毛は毛穴から3~4本の髪の毛が生えていることもあるそうです。黒人の人たちは進化の過程で強い紫外線から頭皮を守るために縮毛になったと言われているそうです。
日本人でもこのタイプの髪の毛を持つ方もいて、波状毛や捻転毛を合わせ持っている方が多いんです。最もくせが強いタイプのくせ毛だと言えると思います。
種類別のくせ毛の原因とは?
くせ毛には様々な種類があることがわかりました。今まで気にしたことがありませんでしたが、くせの形状などによって種類が分類されているんですね。
そういわれれば同じくせ毛でも雰囲気が違うくせ毛の方も多く見てきました。
そんな種類のあるくせ毛はそれぞれの種類別で原因があるのでしょうか?
くせ毛の原因のほとんどは遺伝だとも言われています。
両親共にくせ毛の場合、90%の確率で遺伝するんだそうです。
実際に主人も私もくせ毛ですが、子供も耳の後ろがくるんと丸くなるくせを持っています。遺伝はすべての種類のくせ毛の共通の原因だと言えると思います。くせ毛になってしまう理由は遺伝の他に後天的な原因も考えられます。
波状毛は毛穴の詰まりもくせの出る原因になります。毛穴に汚れや皮脂が詰まっていると髪の毛はそれを避けながら成長します。
出てくる過程で曲がって出てきてしまうんですね。また生活習慣の乱れもくせが出やすくなる原因です。食生活が乱れて栄養不足の状態になると髪の毛まで栄養が運ばれなくなってしまいます。
髪の毛まで栄養が運ばれないとコシやハリのない弱弱しい髪になってしまいくせも出やすくなります。
捻転毛も毛穴の詰まりがくせの原因になります。毛穴が汚れている状態だと髪の毛は毛穴の老廃物を避けようと余計にねじれてしまうんです。
また生活習慣の乱れも捻転毛の原因になります。栄養不足になりがちな偏った食生活や過激なダイエットは髪の毛に栄養を届けることができなくなりくせが出る原因になります。
ストレスも捻転毛の原因になるんですよ!なにかとストレスの多い現代社会。うまくストレス発散ができずに溜め込んでいる方も多いですよね。
ストレスが溜まると頭皮の血行が悪くなり栄養が髪の毛に届かなくなります。連球毛は汚れや皮脂で毛穴が詰まることが原因になります。またホルモンバランスの乱れも関係しているんですよ。
ストレスもホルモンバランスを崩す原因になりますが、ホルモンバランスは特に思春期や出産後、40代以降の更年期の時期など女性はホルモンバランスが乱れることが多いですよね。ホルモンバランスが乱れてしまうと髪質がくせ毛に変わってしまう場合があるんです。
今まではくせがなかったのに、突然くせが出てきたという方はストレスやホルモンバランスの乱れを疑ってみてもいいかと思います。また過度なダイエットや偏食による栄養不足の状態の時に生えてくる髪の毛は細く弱弱しい状態です。リバウンドなどで体重が戻ると毛穴に過剰に栄養が届いてしまい、髪の毛も太く丈夫な状態になります。
ダイエットとリバウンドを繰り返していると細い状態と太い健康な状態の毛が交互に生えてきてしまい連球毛の原因になります。チリチリと縮れた縮毛はホルモンの変化や毛穴の詰まりの他に髪の毛への強いダメージも原因になります。一部分だけ縮れた毛が生えてきている場合はその部分にだけ過度な刺激が与えられ続けている可能性があります。
同じ場所をいつも結んでいることでも刺激を与えてしまいますし、きつい帽子を毎日のように被っている方も刺激を与え続けている状態になっています。また自宅で自分でカラーやパーマを行っている方も髪の毛に刺激を与える原因を作っています。
自分でできるカラーやパーマの薬剤は強いものが多く、頭皮にべっとりとついてしまうことでかなりの刺激を与えてしまっているんですよ。
『美容院と市販のカラーの違いは?メリットとデメリットまとめ!』
紫外線も髪の毛にダメージを与えます。黒人の方の縮毛の原因を考えればなんとなく納得ができますよね。
紫外線によるダメージから頭皮を守るために髪の毛が縮れてしまったり、紫外線による髪の毛へのダメージで縮れてしまいます。
どのタイプのくせ毛にも共通する原因もあれば、その種類のみで考えられる原因もあるんですね。
種類別のくせ毛の改善方法を紹介!
種類ごとにくせのタイプや原因が異なるくせ毛ですが、改善方法にはどのようなことがあるのでしょうか?波状毛は髪の毛に凹凸があるので、シャンプーやブラッシングの際にキューティクルが剥がれやすくなっています。
キューティクルが剥がれることで水分が髪の毛の内側に入り込みやすくなってしまい梅雨時期などの湿気のある時には髪の毛が膨張してしまうんです。
キューティクルが剥がれている髪の毛をコーティングしてあげることでくせを抑えることができます。髪の毛の表面をコーティングしてくれるようなトリートメント剤を使用してみましょう。
また髪の毛を乾かす前に洗い流さないタイプのトリートメントや椿油などをダメージの気になる毛先を中心に塗ってあげるのも有効ですよ!
『髪のお悩み別!おすすめのシャンプーとトリートメントまとめ!』
美容室で髪の毛が落ち着く長さにカットしてもらうことでも改善できるので、担当の美容師さんに相談してみてもいいですね!捻転毛は毛穴の詰まりがくせの原因になってしまうので、頭皮の汚れをしっかりと洗い流してあげることが大切です。
シャンプーはしっかり泡立ててから頭皮にのせるようにしましょう。指の腹を使って頭皮をマッサージするようにジグザグと小刻みにもんだり、ポンポンとつまむように指をタッピングさせるのも効果的です。捻転毛には保湿も有効なので、オイルや乳液タイプのトリートメントで保湿してあげたり、美容室でトリートメントを受けるのもおすすめです。
ヘッドスパなどの頭皮マッサージを受けるのもいいですよ!捻転毛はストレートパーマのかかりがあまりよくありませんが、髪の毛を伸ばすことで髪の毛自身の重さでくせが落ち着かせることができます。思い切って伸ばしてみるのもいいですね。
連球毛は細い部分の髪の毛が細く弱いためストレートパーマなどの熱に耐えられずに切れてしまい縮毛矯正がおすすめできません。ヘアカラーなどの髪の毛に負担をかけることも避けたほうがいいです。
連球毛は毛穴の汚れをしっかりと取るようにすることや生活習慣を見直すことが改善には有効です。
ストレスの発散や髪の毛にいい食材を取り入れたバランスのいい食生活、良質な睡眠を心がけてみて下さい。
髪の毛にいい食材については
『パサつき髪にはオイルが効果的?髪に潤いを与える食べ物紹介!』
にまとめています。ぜひ参考にしてくださいね。
縮毛はシャンプーのし過ぎなどで頭皮が乾燥してしまうとさらにくせが出て広がってしまいます。シャンプーの成分を刺激のすくないものに変えることで頭皮の乾燥を防ぎくせを防ぐことができます。ドライヤーをかける際も最小限にしましょう。
熱風を当て続けてしまうと乾燥してしまい髪の毛がまとまらない原因になってしまいます。また生活習慣の改善や睡眠の改善、頭皮の汚れをしっかり落とすことも縮毛を防ぐことができます。
ストレスもしっかり発散していきたいですね。縮毛はくせはとても強いですが、髪の毛は太くパーマ液のダメージにも耐えられることが多いです。縮毛矯正をかけてストレートにするのも改善方法の一つになります。
縮毛矯正については
に記載しています。
本日のおさらい
今回はくせ毛の種類や原因、改善方法についてご紹介しました。くせ毛には種類があり、それぞれに原因や改善方法があるんですね!
くせ毛の種類別の原因や改善方法がわかれば対策もしやすくなります。自分のくせのタイプを知って改善や予防をしてみて下さいね。
髪の毛については
もぜひ参考にして美髪を目指してみて下さいね!