多くの女性が抱えている悩みの種である冷え性。
ですが、妊娠を望んでいる女性にとっては「冷え性だと妊娠しにくい」と言われていることもあり、とても重大な悩みになっているのではないでしょうか。
そこで冷え性だと本当に妊娠しにくいのか、また妊娠しやすい季節や妊婦さんの冷え性対策をまとめてみました。
冷え性だと妊娠しにくいって本当?
冷え性だと妊娠しにくいというのははたして本当なのでしょうか。
また本当なのであればそれはなぜなのか触れていきたいと思います。
まず冷え性についてですが、冷え性とは体の血流に障害がおきている状態になります。
体が冷えると血液は脳や心臓といった体にとって重要な部分に集まっていくために、手足やお腹の血流は悪くなってしまいます。
お腹の血流が悪くなってしまうということは、血流に乗って運ばれる酸素や栄養が子宮や卵巣にじゅうぶんに行き渡らないため子宮や卵巣の機能が低下してしまいます。
このことから冷え性だと妊娠しにくくなってしまうのです。
冷え性でも妊娠しやすい季節ってあるの?
さて、皆さんは妊娠しやすいといわれている季節があることはご存知でしょうか。
そこでここからは、冷え性を抱えている女性も妊娠しやすい季節について紹介していきたいと思います。
まず、冷え性でも妊娠しやすい季節ですがその季節とはズバリ「春と秋」になります。
それではなぜ春と秋に妊娠しやすいのでしょうか。
その理由として、男性の場合は精子が熱に弱いため夏の暑い時期よりも寒い冬の時期の方が質のよい精子が作られるといわれてます。
また女性の場合は、夏の暑い時期はホルモンのバランスを崩し心身が不安定になりやすく、寒い冬の時期には冷え性による血流障害で子宮や卵巣の機能が低下してしまうため妊娠しにくい状態になってしまいます。
このことから、暑すぎることもなく寒すぎることもない「春や秋」の季節が冷え性を抱えている女性にとっても妊娠しやすい季節といえるのです。
妊婦さんの冷え対策まとめ!
妊娠するとホルモンバランスの乱れや運動量の減少、そしてお腹が大きくなっていくことで不自然な姿勢をとってしまうため血流障害がおこり、冷え性になってしまう方も多くいます。
自分自身の冷え性もつらいのですが、お腹の中の赤ちゃんに影響はないのか不安を抱いてしまうのではないでしょうか。
そこでここからは、妊婦さんの冷え対策についてまとめてみました。
まずは体の外側からの冷え対策ですが、体を締め付けてしまう服や下着を身に付けていると血流が悪くなってしまうため、ゆったりと締め付けのない服やマタニティ用の下着を身に付けるのがおすすめです。
そして、足元は素足ではなく靴下などを履いて足元も冷やさないようにして下さい。また、夏場クーラーのきいた室内にいる時には、戌の日に使った腹帯や薄手の腹巻などを巻いてお腹を冷やさないように注意しましょう。
次に体の内側からの冷え対策ですが、安定期に入ったらヨガやウォーキング、ストレッチなどの適度な運動を取り入れると、血行を促進し冷え性の改善に繋がっていきます。
また、冷たい飲み物や食べ物は体を余計に冷やしてしまうためできるだけ避けるようにして、飲み物は常温か温かいものを食べ物はトマトやナスなど体を冷やすものは摂りすぎず、生姜やゴボウなど体を温めてくれる食材を積極的に摂るようにするのがおすすめです。
本日のまとめ
冷え性だとやはり妊娠しにくいということがわかりました。
そんな冷え性を抱える女性も妊娠しやすい季節は春と秋のようですね。
また、妊婦さんの冷え対策としてゆったりとした服装や適度な運動、そして飲み物や食べ物はできるかぎり温かいものを摂取することが大切なようですね。
体を冷やさないようにこれらのことを心がけて、素敵な妊娠生活を過ごして下さいね。