髪の毛を染めてカラーを変えると雰囲気が変わりますよね。
ですが髪の毛がなかなか染まらない、染まりにくいという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?思ったようなカラーにならないと落ち込んでしまいますよね。
今回は髪の毛が染まりにくい原因や染めやすい髪質と染めにくい髪質について、綺麗に染めるための方法などをご紹介していきます。
髪が染まりにくい原因とは?
美容室でのカラーや自宅でのセルフカラーをした際に思ったように色が出なかったり、なかなか染まらず時間がかかってしまったという経験をしたことがある方も少なくありませんよね。
『美容院と市販のカラーの違いは?メリットとデメリットまとめ!』
髪の毛が染まりにくい原因にはどのようなものがあるのでしょうか?髪の毛に汚れや余計な油分が残っている場合は染まりにくくなります。
染める予定の日にワックスやスプレーなどの整髪料や洗い流さないタイプのトリートメントなどを付けたまま染めていませんか?髪の毛に油分や汚れが残っている状態でヘアカラーをすると染ムラが出来てしまったり思ったように髪の毛が染まってくれません。
また髪の毛が濡れている状態で染めるのも染まらない原因になります。髪の毛が濡れていると濡れた部分にカラー剤が浸透しにくくなり思ったようなカラーが出ません。
女性ホルモンが崩れやすい時期も染まりにくいことがあります。女性は月経のサイクルによって体温が変化します。ホルモンバランスが崩れ体温が低温期になる生理中は髪の毛も染まりにくくなります。染まりにくかった月に、ちょうどその時期だった!っていうことはないですか?
ホルモンバランスの変わる妊娠中も薬剤の効果が出やすかったり、逆に出にくくなったりすることがあるそうです。
黒染めをした経験のある髪の毛も染まりにくくなってしまいます。黒染めをした髪の毛には染料が残ってしまい、明るいカラーが出にくく赤味が出てしまうことがあります。
私も以前黒染めをした後に明るめのカラーにしたことがありますが、やはり赤味が出て思ったよりも暗めのカラーになってしまいました。
温度が低い場所でも染まりにくくなります。カラー剤は温度が高いと反応が早くなり温度が低いと反応が遅く染まりにくくなってしまいます。冬の寒い時期に暖房を入れずに寒い部屋や浴室でカラーをしていてはなかなか染まりません。
普段使用しているシャンプーも染まりにくくする原因になってしまうことがあります。
シリコンの入っているシャンプーを使用している場合、シリコンが髪の毛の表面をコーティングしてしまいます。髪の毛の表面がコーティングされているので、髪の毛に色素が入りにくく染まりにくい状態になってしまいます。
『髪のお悩み別!おすすめのシャンプーとトリートメントまとめ!』
もちろん髪質や髪の毛の状態でも染まらないことがあるんです。髪質については次の項目で説明していきますね。
染めやすい髪質と染めにくい髪質がある?
様々なことが髪の毛を染まりにくくしてしまっている原因になっていることがわかりました。もちろん人それぞれ髪質が違い、その髪質でも染まりやすさは変わってきます。
元々が茶色っぽくて明るい髪の色をしている方や軟らかくて細い髪質、パーマがかかりやすい髪質の方は髪の毛が染まりやすい髪質だと言えます。細い髪の毛の方に多い特徴かもしれませんね。
細い髪の毛の方は染めやすいですが、カラーの際に取り込まれる色素量が少ないので思ったよりも薄目のカラーの仕上がりになる可能性もあります。また潤いやツヤのないダメージを受けている髪の毛も染まりやすい状態になっています。
逆に染まりにくい髪質の方はどのような髪質の方なのでしょうか?
初めて髪を染める方、髪の毛に弾力やツヤがあり健康的な髪の方は染まりにくいんです。
健康な髪の毛は弱酸性でキューティクルの剥がれも少ない状態です。キューティクルがしっかりと髪の毛の表面を守っているので髪の毛の染料が入りにくく染まりにくいんです。太い髪の毛も染まりにくく、太さがあるので染めるために多くの色素を必要とします。
色が入りにくいという欠点はありますが、色が入ると濃くしっかりと入る特徴もあるんですよ。
硬い髪の毛も染まりにくい髪の毛です。私も以前は皮膚に刺さるほど硬い髪の毛でした。キューティクルの結合が強いと髪の毛は硬くなります。
キューティクルがしっかりと守っているので、健康な髪の毛同様染料が入りにくく染まりにくいんですよ。健康でキューティクルの守りがしっかりとしている髪の毛ほど染まりにくいとご紹介しましたが、縮毛矯正やデジタルパーマなど髪の毛に負担の大きい施術歴のある髪の毛も染まりにくい髪の毛です。
パーマ液によってキューティクルが乱れてしまっていることが原因のようです。髪質だけではなく、髪の毛の状態によっても染まりにくいことがあるんですね。
ダメージでパサついた髪にカラーをするのと、つやつや綺麗な髪にカラーをするのとでは大きく印象が変わってきます。
日頃のヘアケアにも気を遣い、ダメージに負けないさらつや髪を目指しましょう♪
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髪を綺麗に染める方法まとめ!
染まりにくい髪の毛の状態、髪質の方でも綺麗に染める方法もあります。
美容室でカラーリングをする際には美容師さんが知識と経験から様々な方法を試してくれ、理想のカラーに近づけてくれることも多いですよね。自宅でカラーをする際にも少し気を付けるだけでしっかりと染めることもできるんですよ!
染める前日の入浴の時にシャンプーの後にコンディショナーを使用せずにシャンプーのみにしておきましょう。
当日はワックスやスプレー、洗い流さないトリートメントなどは使用しないようにします。どうしても使用しなくてはいけない場合は染める前に綺麗にシャンプーのみで洗いながし、しっかりと乾かします。
髪の毛をブロッキングしておくことも大切です。前髪をヘアクリップなどで留め、後頭部の髪の毛はセンターで二つに分けてそれぞれクリップでまとめます。耳の付け根のラインでも4つに分けて留めておきましょう。
ブロッキングしておくことでしっかりとカラー剤を付けることができますよ!
カラー剤を塗布するときには順番も大切です。温度の低い毛先から染めていきます。地肌と毛先では人によっては10度以上の温度差があるそうです。毛先、襟足、前頭部、生え際の順番に塗布することで温度の低い部分からカラー剤を付けることができ、ムラ対策をすることができます。
根元は温度が高く染まりやすいので、最後に馴染ませます。カラー剤を塗っていく作業の時には根元は少しだけ外すようにしましょう。
自分でカラーをして根元からしっかり塗ってしまい根元だけ明るくなってしまったという経験がある方もいるかもしれません。
実は、私は経験しました。。見事なトラ模様になり美容室に駆け込んだのを覚えています。
カラー剤の塗布が苦手な方は家族や友人に頼んでみるのも綺麗にカラーをする方法の一つです。
自分では見えない場所も他の方ならしっかり見ながら塗ることができるのでムラや塗り忘れを対策することができますよ!カラー剤の塗布が終わったらアルミのシャワーキャップを被りましょう。
アルミのシャワーキャップはサランラップのように隙間もできず、透明のシャワーキャップよりも熱がこもりやすいので染まりにくい髪の毛には嬉しいアイテムです。
さらにその上からドライヤーで熱を与えることで色素の入りを良くしてくれます。全体的に温めるように注意しましょう。染まりにくい方は少し長目に時間を置くのもポイントです。心配な場合は途中で鏡を見て、髪の毛の一部の薬剤をティッシュなどでふき取り染まり具合をチェックしてくださいね。
時間を置いたらそのままシャワーでザーっと流すのではなく、少しだけお湯を頭にかけて揉みこむようにしてカラー剤を乳化させましょう。美容室でカラーをする際に、美容師さんがシャンプーの前にお湯で髪の毛を揉みこんでいるのをご存知ですか?
あれが乳化です。カラー剤を乳化させることで色ムラをなくし、色の持ちも長くなります。
しっかりと乳化したらシャンプーをして綺麗に洗い、トリートメントやコンディショナーで整えましょう。
美容室でアシスタントをしていた経験から私も必ず自宅でカラーをしたり母のカラーをしてあげるときには塗布の順番に気を付け、寒くない場所でしっかりと温めてから洗う前には乳化させるようにしています。
以前はトラ模様にしてしまった私ですが、このような手順を踏むことで自宅でも綺麗に染めることができるようになりましたよ!
ちなみに塗布の順番は白髪染めの場合は逆になります。
『白髪がうまく染まらない原因は?白髪染めの頻度ややり方まとめ!』
『白髪が染まりにくいとお悩みの女性必見!髪に優しい白髪染めは?』
気になる顔周りや生え際、根元などからしっかりとカラー剤を付けることで白髪をしっかり染めることができます。
本日のおさらい
今回は髪の毛が染まらない原因について、染めやすい髪質や染めにくい髪質。綺麗に染める方法などをご紹介しました。
髪の毛のカラーは今は欠かせないものになってきていますよね。私も産後なかなか美容室に行けず間が空きすぎていたので一度だけ自宅で染めました。
久しぶりのセルフカラーだったので心配でしたがしっかりと綺麗に染めることができましたよ!
染まりにくい髪質の方、染まりにくい髪の毛の状態の方は特に注意してみて下さいね!美容室でカラーをする際にはカウンセリングの際に染まりにくいことを伝えておくといいと思います。