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青春の象徴であるものの、ニキビ跡だけは消し去りたい嫌なものです。

 

ニキビ跡にもいくつかの種類があります。

 

赤や紫、茶といった色素沈着のタイプと、凹凸のクレーターが出来るタイプです。

 

色素沈着の場合は、比較的ニキビのダメージが肌の表面にあるため、適切なケアを行うことで肌の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進することで、治る可能性も高いといわれています。

 

ところがクレータータイプのニキビ跡は、なかなか治りにくく、見栄えも悪くて本当に憂鬱になってしまいます。

 

そこで今回はニキビ跡がクレーターになる理由や、自然治癒するのかどうか?保湿などのセルフケアの方法についてご紹介します。

 

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ニキビ跡がクレーターになる理由とは?

 

一般的に治りにくいとされているクレータータイプのニキビ跡は、どうしてできてしまうのでしょうか?

 

ニキビは肌の常在菌であるアクネ菌などが皮脂を餌に毛穴の中で増殖し、炎症を起こすことで出来てしまいます。

 

この時の炎症が軽くて済めば、クレーターのようなニキビ跡になることはないのですが、繰り返し同じ場所にニキビが出来たり、1度のニキビでも、炎症がひどく、肌の内部の真皮層にまでダメージが及んでしまうと、正常な表皮部分と傷ついた真皮部分との間で、新陳代謝が均一に行われなくなります。

 

これは肌の真皮層は肌の再生が行われない部分だからです。

 

その結果ニキビの炎症が治まった後、皮膚組織が収縮する時に、肌の再生されない部分が陥没してクレーター状になってしまうのです。

 

クレーターのタイプのニキビ跡は3種類に分類されます。

 

アイスピックタイプ 2㎜程の狭い穴のようなニキビ跡ですが、傷は深く真皮よりも深い皮下組織に及ぶ場合も。

 

ローリングタイプ 開口部は4㎜以上でお皿の様に緩やかに陥没している。

 

ボックスタイプ 円形状にニキビ跡の底が平らに凹んだ状態。深さは様々です。

 

ニキビ跡のクレーターは自然治癒するのか?

 

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さてニキビ跡のクレーターは、放っておいて自然に治癒するのでしょうか?

 

答えはNOです。

 

残念ながらクレータータイプのニキビ跡は、ニキビ跡の中でも一番自然治癒の可能性が低くなります。

 

むしろ適切なセルフケアを行っても、治癒には長くかかったり、治癒出来ないことが多いのが事実です。

 

ただし全く治癒しないか?というと、治癒の可能性の無いものもありますが、正しいケアを根気よく長期間続けていくことで、治癒する場合もあります。

 

例えば、デコボコ肌に潤いをたっぷり与えつつ、ケアできるニキビ跡専用化粧水にはこんなものがあります。

 

ニキビの後のデコボコ・黒ずみに『Dewte』

 

もう諦めてしまったという方、ニキビ跡のクレーターにはどんなスキンケアを使えば良いのか分からないという方には、ぜひ試してみていただきたいです。

 

ケアというと、このようにニキビケア商品を使った外側からのお手入れにばかり気が行きがちですが、ニキビ跡のクレーターを治そうと思うなら、肌のターンオーバーを促進させて新たなニキビを作らないように、食生活や睡眠などの生活習慣の見直しといった内側からのケアも大変重要な要素となることを忘れてはいけません。

 

ニキビ跡のクレーターには保湿が大切!

 

先にお伝えした通り、肌の奥にある真皮層は再生することはありません。

 

そのためニキビ跡のクレーターを治すためには、真皮層にある線維芽細胞というものに働きかけて、肌に潤いを持たせ、ハリや弾力を持たせるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出し、クレーターを押し戻すようにする必要があるのです。

 

そのための外側からのケアとしては、2つ考えられます。

 

1つは古い角質層をはがし、ターンオーバーを促進するだけではなく、線維芽細胞に働きかけてコラーゲン等の生成を増やす働きをするピーリング化粧品によるケアを行うことです。

 

そしてもう1つはコラーゲン等の生成を増やす効果のある成分を用いた基礎化粧品を使用した保湿を心がけることです。

 

ニキビ跡の肌のピーリングには、肌をこするスクラブ系のゴマージュは適しません。

 

フルーツ酸(AHA)やグリコール酸、サリチル酸(BHA)といった成分配合のピーリング化粧品がおすすめです。

 

使用方法は、ピーリング剤を顔に塗布した状態で2~3分置きます。

 

こうすることで古い角質が溶け出すので、あとは優しく洗い流します。

 

化粧水や乳液、美容液といった基礎化粧品には、以下のような成分が含まれるものがコラーゲン等の生成を増やす効果があるとしておすすめです。

 

・レチノール(ビタミンA誘導体) 肌の角質を柔らかくして、新陳代謝を促します。

 

・ビタミンC誘導体(リン酸型ビタミンCなど) 肌に浸透しにくく、壊れやすいビタミンCを吸収しやすくした成分。

 

・プラセンタ(胎盤エキス) 胎児の生育に欠かせない豊富な栄養素が、細胞の修復や再生力を高めます。

 

肌を清潔にし、きちんと保湿することで余分な皮脂の分泌を防ぎ、ニキビが発生しにくくなります。

 

こういった基本的なケアを根気強く続けることが、ニキビ跡のケアにもなるのですね。

 

 

本日のまとめ

 

ニキビ跡のクレーターのセルフケアには、食生活や睡眠時間といった生活習慣の見直しとともに、コラーゲン生成を増やす効果のある成分が含まれる化粧品によるお手入れが重要になります。

 

しかしニキビ跡のクレーターのケアに最適な化粧品を使用しても、治癒には半年~1年を要すると言われています。

 

それだけクレータータイプのニキビ跡は、肌の奥にダメージを負っているのです。

 

1年続けても治癒の兆しが見えないようなら、セルフケアによる治癒を目指さずクリニックで相談することをお勧めします。

 

あなたのニキビ跡のクレーターが、セルフケアで治癒できることをお祈りしています!

 

Dewte(デューテ)