なんだか老けた印象を与えてしまう顔のたるみ。
ハリのないたるんだお肌は見た目の年齢を10歳も老けさせてしまいます。
そんな気になるたるみはどのようなことが原因で起こるのでしょうか?
今回は顔のたるみの原因やたるみの改善法、たるみに効くマッサージなどをご紹介します。
顔のたるみの原因とは?
見た目の年齢を10歳も老けさせてしまう恐ろしい顔のたるみ。
実はたるみは20代から始まっているんだそうです。
ハリがなくたるんだお肌は鏡を見るたびに憂鬱になってしまったり、どうしても気になってしまいますよね。顔のたるみはどのようなことが原因で起こってしまうのでしょうか?
顔のたるみはお肌の弾力の低下で起こります。
弾力が低下してしまう原因は様々で、加齢もその一つです。年齢を重ねていくと皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどのハリや弾力を作り出す成分が減少してしまい皮膚の伸縮性が鈍くなってしまいます。
また潤い成分として有名なヒアルロン酸も赤ちゃんのお肌に比べると40代の時点で約半分程度にもなってしまうんだそうです。
加齢だけではなく紫外線もたるみの原因になります。紫外線はシミやお肌の老化の原因になってしまうものですよね。そんな紫外線の中でもUVAは真皮層にまで届いてしまいます。
真皮層に届いてしまった紫外線はお肌の弾力を生み出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出してくれる線維芽細胞にダメージを与えます。ダメージを受けた繊維芽細胞はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成量を減らしてしまうだけではなく、これらの大切な保湿成分を分解する酵素を過剰に分泌してしまいます。
紫外線を浴びることで体内に活性酸素が発生し、お肌の老化を早めてしまうんです。
『肌老化は何歳から?エイジング対策の基本と効果的な食べ物!』
お肌の乾燥もたるみには大敵で、乾燥した状態になるとお肌のバリア機能が低下してしまいます。
真皮層の水分を十分な量保つことができなくなりたるみの原因になります。
生活習慣もたるみとは深い関係があるんですよ。生活習慣は私たちの体やお肌にとってとても重要ですよね。お肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出すためにはたんぱく質やビタミンCなど様々な栄養素が必要になります。
食生活の乱れや栄養の偏り、過剰なダイエットなどで栄養のバランスが悪くなると線維芽細胞に十分な栄養が行きわたらなくなりお肌の弾力が失われたるみに繋がってしまいます。美肌には欠かせない睡眠も不足することでお肌がたるんでしまうんですよ。
顔には表情筋と呼ばれる筋肉が存在しています。その表情筋や深層筋が衰えることでもたるみに繋がります。表情筋が衰えてしまうとその上にある脂肪や皮膚を支えることができなくなってしまいます。
『顔のたるみが気になる?解消のためのスキンケアと食生活まとめ!』
また深層筋が衰えると表情筋を支えられなくなってしまったり、お肌に栄養を十分に届けることができなくなってしまいます。姿勢の悪さも実はたるみの原因になるんですよ。
顔の筋肉は頭や首とつながっています。顔のたるみを取るために頭皮のマッサージが有効だという話を聞いたことはありませんか?リラクゼーションサロンに勤務していた頃にヘッドマッサージに通われていたお客様は回数を重ねるごとにお顔のたるみが改善されてきていました。
顔の筋肉と頭、首の筋肉には大きな関係があり、猫背などで顔を突き出すような姿勢を続けていると首の位置がずれてしまい体は無意識のうちにバランスをとるために首の筋肉に余計な負担をかけてしまいます。
首の筋肉が緊張していると顔の筋肉を下へ引っ張ろうとしてしまいたるみの原因になってしまいます。長時間のパソコン作業をする方などは要注意なんですよ!
顔のたるみの改善法は?
様々なことが原因で起こってしまう気になるたるみ。
見た目年齢を10歳も老けさせてしまうたるみはどのように改善していくことができるのでしょうか?改善法を知ってしっかりとたるみを解消していきましょう。
たるみだけではなくお肌の老化の原因になってしまう紫外線対策をしっかり行うことが大切です。日焼け止めを一年中しっかり塗っているという方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?紫外線が強くなる春や夏は塗っているけれど秋や冬はあまりちゃんと濡れていないという方も多いですよね。
また晴れている日は気を付けているけれど曇りの日や雨の日はしていないという方もいらっしゃいますよね。日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたりという紫外線対策は実は季節やお天気関係なく必要です。
家にいても窓から紫外線は入ってくる、という話も聞いたことがあります。天気や季節に関係なくしっかりと紫外線対策を行いましょう。
お肌の乾燥対策も重要です。
保湿をしっかり行ってお肌を乾燥から守ってあげるようにしましょう。
スキンケアを見直してみるのもいいですね。
お肌の乾燥については
『肌が乾燥する原因は?乾燥肌におすすめのケアとメイク方法!』
『肌の乾燥は水分不足が原因?対策とおすすめの食べ物まとめ!』
こちらも参考にしてみて下さいね。生活習慣を整えることも大切です。バランスの取れた食生活や良質な睡眠、ストレスの発散などを行うことでたるみを改善していくことができます。
年齢と共にどうしても衰えてしまう表情筋を鍛えることでもたるみの改善に繋がります。
表情筋に関しては
『ほうれい線の原因は筋肉の衰え?舌回し体操のやり方まとめ!』
こちらも参考にしてみて下さいね!表情筋を鍛えることで普段はあまり使われていない筋肉も使うことができるので、たるみだけではなくシワやむくみ。二重あごの改善まで効果が期待できます。
普段の姿勢にも気を付けましょう。
長時間のデスク作業やパソコン作業がある方はもちろん、猫背になりがちな方も姿勢に気を付けるだけで顔のたるみは改善されます。私も昔から猫背気味で、肩こりなどが気になっています。
猫背や姿勢の悪さがたるみにまで影響するとなると真剣に改善しなくては・・・と思いました。育児中は無理な姿勢を取ることも多いので余計気にしておかないといけないですね。
また頭皮のマッサージやフェイスマッサージも顔のたるみには有効ですよ!
先ほどもご紹介したように、ヘッドマッサージやヘッドスパに通われている方は顔にハリが戻りたるみが改善されている方が多いです。シャンプーの時にでも頭皮を揉みこむようにほぐしてあげてみて下さいね。
顔のたるみに効くマッサージのやり方!
顔のたるみを解消するのにマッサージも有効です。
マッサージを行う際には必ず保湿クリームやオイルを使用してお肌に摩擦を与えないように気を付けて下さいね。お肌を摩擦してしまうと肌トラブルやシワ、たるみを悪化させてしまう可能性があります。
またお風呂上りなどの体が温まっている状態で行うとよりリンパが流れやすく、顔の凝りも解消されやすくなります。爪を立てないように指の腹で優しく行うのもポイントですよ!
まずは鎖骨の周りをマッサージしましょう。
鎖骨にはリンパ節があります。痩せているのに鎖骨が隠れている方などはリンパの流れが悪くなっている可能性がありますよ。鎖骨の周りは軽くさするようにマッサージをしましょう。鎖骨が終わったら額を内側から外側に向けてくるくると円を描くように優しくマッサージします。
次に眉と目の間のくぼみを押していきましょう。痛いくらい押す必要はありません。気持ちいいくらいの圧で押してくださいね!
次に目の下のクマの部分を目頭側から外側に向けてマッサージしましょう。こめかみを軽く押します。
次は鼻筋から小鼻のマッサージです。上から下に向かって撫でるように下ろしましょう。頬骨は内側から外側に向かって指を滑らせるようにしてマッサージします。
顎の部分は掴むようにして顎から耳の下に向かって滑らせます。私はよく人差し指と中指で挟むようにして流していますよ。耳の下まで手が動いたら、次は耳の下から首に向かってリンパを流すようにして下ろしていきます。
首まで流したらまた鎖骨周りをマッサージしましょう。顔や首から流してきたリンパを鎖骨周りでまた流すイメージです。
最後に脇の下のリンパ節を軽く押しましょう。押しにくい場合は腕を上にあげて中央あたりを押すと軽く痛みを感じる部分があると思います。そこが脇の下のリンパ節です。このマッサージをできるだけ継続して毎日行うことでたるみの改善ができますよ!
半身浴などを行っている方は入浴中にマッサージをしても良さそうですね!
本日のおさらい
今回は顔のたるみの原因や改善法、マッサージのやり方などをご紹介しました。顔のたるみは見た目を老けさせてしまうのでしっかりと改善していきたいですよね!
たるみが改善されるだけで見た目の年齢はぐんと若返ります。私も最近はマッサージをしていなかったので改めてちゃんと対策していきたいと思いました。マッサージをすると顔の血行も良くなるので、むくみも解消されますし小顔を目指すこともできそうですよね。
たるみの予防や改善のためにしっかりと実行してみて下さいね!顔のたるみについては
『顔のたるみが気になる?解消のためのスキンケアと食生活まとめ!』
こちらもぜひ参考にしてみて下さいね!