ロングヘアの人はもちろん、ロングを目指して伸ばし中の人も、ほとんどの人がその存在に気づいている「枝毛」。見つけた時にぷつんと切ってしまうか、美容室に行った時にまとめてトリートメントしてもらったり…。人それぞれ対処法があると思いますが、気にはなるけど意外と放置してしまうのが枝毛でもあります。

 

しかしそのまま枝毛を放置してしまうと、せっかく伸ばした髪の毛が途中で切れてバサバサになってしまい、セットしにくくなったり、清潔感のない見た目になります!!

 

では、枝毛はどうケアしたらいいのでしょう?やはり美容院でトリートメントが一番おすすめなのでしょうか?それともセルフカットでケアできるものなのでしょうか…?

 

今回はそんな気になる枝毛のケアおすすめ方法と注意点をまとめてみました!

 

枝毛はどうケアするのが正しい?

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 さて、ふと気づいた時にできている「枝毛」。毛先が二つにパサッと分かれていたり、簡単にプツプツと切れてしまったり…。見つけたら延々と枝毛を切る作業に集中してしまうのはロングヘアあるあるではないでしょうか。

 

ではまず枝毛の原因は一体なんだかご存知でしょうか?

 

そう、原因は日頃のダメージの蓄積!毎日知らず知らずと蓄積していたダメージが髪のキューティクルを破壊している事が原因なのです。

 

キューティクルとはご存知ヘアシャンプーのCM等でもよく耳にする髪の毛の表面を覆っている部分です。これらは髪の内部を保護している働きの他、髪を健康に保つ為の水分、タンパク質の保護、そしてつやのある髪質を保ってくれています。

 

このキューティクルがはがれてしまう事で水分が減り、パサパサの枝毛ヘアーができあがってしまうのです。

 

つまり、枝毛ケアは「キューティクルを守る事」なしでは語る事ができないのです。

 

とにかく徹底してダメージを防いでいきましょう!

 

まず、一番髪の毛のダメージで多いとされているのが「熱ダメージ」。アイロンやこて等はもちろん、ドライヤーで髪を乾かすだけでもキューティクルには負担がかかっているのです。

 

特に濡れたままの髪はとてもデリケートらしいので、ドライヤーで乾かす際には20センチ以上頭から離してやさしく乾かすようにしてケアしましょう。また、アイロンやコテを使用する際にも温度を高温にしすぎない様に注意し、短時間の使用にとどめ

ておきましょう。

 

次に多いといわれているのが「摩擦」です。シャンプーのゴシゴシはキューティクルがはがれやすいのだそう。せっかく髪にやさしい成分のシャンプーを選んでも、よく泡立てずにゴシゴシ洗ってしまっては意味がありません。洗う時にはたっぷりの泡でやさしく地肌を洗うようにする事が大切です。

 

また、枝毛ケアにいいとされるのは刺激が弱く、潤いを守ってくれる「アミノ酸系のシャンプー」です。枝毛ケアの為に毎日使うものから見直すのもいいですよね。

 

その他にも濡れた髪をタオルドライする時の摩擦や、痛んだ髪を強くブラッシングする時の摩擦等が枝毛の原因になるので、枝毛に悩んでいる方はとにかくやさしく髪を扱う事が大切です!

 

美容院でトリートメントしてもらうのは?

 

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自宅でなんとか枝毛を防ごうとしても、度重なるカラーやパーマで既に痛んでしまった髪にできた枝毛はなかなかなくならないですよね…。そんな時はもうプロに頼んでしまおう!!そう思って美容院に行ったのは私だけではないはず!

 

美容室で使っているトリートメントなら、少し高いけどキューティクルが痛んでスカスカになってしまった髪に栄養や潤いを補充してくれる物が多いので、枝毛のないツヤ髪に期待も膨らみますよね!

 

しかし、ここで残念なお知らせがあります。実はすでに枝毛になってしまった髪はいくら美容院のいいトリートメントを使っても治らないのだそう…。

 

つまり、美容院でできる枝毛のケアは、既に痛んで死滅してしまっている部分を切ってからのトリートメントだけなのです

 

つまり枝毛を切ってから、他の髪が痛んで枝毛になるのを防ぐ為にトリートメントをする形になります。

 

私も若い頃、度重なるカラーとパーマによる枝毛で美容院にかけこんだ事がありますが、確かに毛先をだいぶカットしてからトリートメントをした記憶があります。

 

でも、痛んでいる部分を的確に切ってくれるので、出来上がりは見違える程つるつるの綺麗な髪質になりましたよ^^

 

枝毛をカットする際の注意点などある?

 

枝毛を見つけたら無条件にカットしてしまう人は多いと思います。

 

確かに枝毛の処理方法としては正解なのですが、実は枝毛カットにもコツと注意点があります。

 

むやみやたらに千切ったり、適当にあったハサミで切ってしまってはまた次の枝毛を生みかねないので注意しましょう。

 

まず一つ目の注意点は「5センチ以上カットする事」

エッ?!5センチも?!…と思う方もいるかもしれません。5センチと言えば美容院で切るくらいの長さ、といっても過言ではありませんよね^^;

 

でも実は毛先だけに見える枝毛はすでに5センチ程の長さでダメージがたまっている訳です。

 

つまり毛先だけちょんっと切っても、またすぐ次の枝毛が出来てしまうのです。

 

二つ目の注意点は「ヘア用のハサミを使用する事」

 

私もやりがちですが、多くの人がついついそこらへんにあったハサミで使いがちです。

 

しかし切れ味が悪いハサミを使ってしまうと、髪の毛の断面が綺麗に切れずに歪んでしまうので痛みが進む原因になってしまうのです。

 

そして三つ目は「断面が真っすぐになるように切る事」。斜めに切ると断面が大きくなってしまうので、水分や栄養がそこから抜けやすくなるのだそう。しっかり地面と水平になるようにカットするようにしましょう。

 

 本日のおさらい

 

枝毛は毛先だけの厄介者ではなく、髪全体が痛んでいる危険信号と捉えた方がよい事がわかりました。

 

増えてしまった枝毛は美容院で切ってもらうしか方法はなさそうですが、毎日のケアを続ける事で、枝毛そのものを発生させない方法が一番よさそうです^^